家族の在り方

きのうは久しぶりに実家へ行き(久しぶりと言っても、わたしは頻繁に実家へ帰っているほうなので、そんなでもないか?)、ひさびさに母とたくさん話した。
母に心をひらいて、本当の気持ちとかを、話したらだめだ、それはぜんぶ自分の中だけで整理つけておかないとだめだ、と思っていたのに、母と、話したかったんだな。ここのところ考えていたことを、うわっと話してしまった。
母は、やっぱり、いつものように、すごく同意してくれて(同調?)、その心地良さが「毒」だってわかってるのに、わたしはうれしくて、本当に、なんでも、かんでも、話してしまっていた。
ここでの毒抜き、最近の、感じたこと思ったこと考えていたことを文章化していたのもあって、話したいことが、するすると口から出てしまって・・・


「わたしは、ずっと、お母さんのおなかの中にいるみたいなんだ」
そういう話をした。
ちょうど、兄家族(兄、兄の奥さん、兄の娘)についての問題を話していて。
兄の奥さんも、娘を、とりこもうとしている感がとてもあって・・・
それが、心配だよね、ということを最近よく話していて。
わたしの家も、父がいないし、兄の奥さんのところも、もともと父親がいない家庭。
兄と奥さんの関係、見てわかるくらいの「不仲」ではないけれど、兄は奥さんに対して「愛情はない」と言っていた。
「娘がある程度の年齢になったら、離婚しようと思ってるんだ」
と、このあいだ会ったときに言っていた。
びっくりしてしまった。
今、兄の娘は小学校高学年で、母親(兄の奥さん)にべったり。兄は子育てすべて奥さんに任せてる、と言っていて・・・
奥さんに対して「愛情」「尊敬」「信頼」があっての、子育て丸投げ、は、まだわかるんだけどね、それが一切ないのに、「任せてる」って、それは放棄とどうちがうの?
結局兄も「お父さん」をうまく出来ていない。


父性不在の家庭で育った人間は、結婚して子供を作っても、やっぱり父性不在の家庭を作ってしまうんだな。


そういう話も、きのうわたしの母としていて、母は、
「いろいろ考えてると悲しくなってきちゃうね。そんなだったら、生まれてこなきゃよかったんじゃないかって思っちゃうよね。生まれてこなきゃよかったな!」
って言ったあと、
「ごめんね、Marbleちゃんとお兄ちゃんには、かわいそうなことしたね」
と言って、少し泣いていた。


機能不全家族の連鎖。
わたしたちの「病気」の、根本にあるのは、やっぱり「見捨てられ不安」なんだろうな。